元ヤンの人、元ヤンに憧れる人におすすめの漫画【元ヤン】6~10巻 評価・レビュー(ネタバレあり)
今回は薩摩編~土佐編(単行本6~10巻)の紹介します。
前回の水戸編まではこちら。
あらすじ
水戸で平成の五大老の一人、村雨アキラとの決着後、七献宝樹の一つ瑠璃の行縢を獲得した一同は紀伊に戻りいつもの日常に戻っていた。
そこでひょんなことから紀伊浪の元四番:畑中元と再会を果たし、
元の今から薩摩に乗り込むぞ!の一言から、正次、聖、元の三人だけで薩摩に乗り込むこととなる。
薩摩では陸王郷士を頭とする不良集団「郷中隼人」の幹部の一人、郡司利郎におもてなしを受け、真木聖がこれを撃破。続く幹部の影山巽を正次、陸王強平を元がそれぞれ撃破したところで、陸王郷士が何者かに殺害されたという驚愕の事実を知ることになる。
陸王郷士殺しの汚名を着せられた三人は薩摩中の不良たちに狙われることとなり、そこへ村上辰、安藤秀政、宇陀輝基が合流する。一同は陸王殺しの汚名を返上すべく、真犯人探しを始めるがそこでかつての紀伊浪の三番:日野銀次を目撃する。陸王殺しの犯人は銀次なのか。かつての仲間だった銀次を信じようとする正次に五大老の一人、村雨アキラから犯人を教えに薩摩へ向かうとの連絡が入り、アキラを待つ事となる。
犯人を知っていると思われた村雨アキラだったが、薩摩へ向かう道中で陸王と同じく、何者かに襲われ意識不明の重体となってしまう。
一同は五大老が狙われていることに気づくが、これ以上足を踏み入れず紀伊へ戻ることを選択する。
真実を知らぬまま日常には戻れないと思った正次は一人、バスから飛び降り、五大老の一人、真田虎雄に会いに単身で土佐の地へ降り立つ。
そこで真田虎雄との出会いを果たすが・・・。
元四番:畑中元との再会
紀伊浪解散後、自衛隊員として働いていた元だったが、勝男のを死が原因で目標を失い除隊。
その後、悪徳代議士・神原のボディガードとして納まっていたところ、正次との再会を果たすことになった。
見た感じ恐らく紀伊浪では一番のパワータイプ。何よりこのキャラ設定がおもしろい。
普段は吃音で口下手だが、激昂するか酔っ払っらうと饒舌な話口調に変わるというキャラ。よく考えるなーと思わされますね。(この作者の好きなところです)
当時、勝男に救われた過去も語られます。
この元との再開がきっかけとなり薩摩へ向かうことなります。
薩摩にて
薩摩で待ち受けるのは陸王郷士を頭とした不良集団「郷中隼人」の面々です。
幹部を一人ずつ打ち負かし、最後に陸王と対決。というシナリオを薩摩側は描いていたようですが、(自分もです)これを陸王の死によって見事に裏切られます。(いい意味で)少し、陸王と正次の対決も見たかった気もしますが、まさかこうなるとは!という展開に逆に惹き付けられてしまいますね。
でも自分が一番面白いと思ったのはやはり真木聖VS郡司利郎です。郡司は元極道で郷中隼人の幹部の一人という設定で、こいつもどこか憎めないキャラクターなのですが、郡司と対峙した聖の生い立ちに自分は惹かれました。やはり憧れる不良だ。かっこいい。自分36歳になりますが何か?
畑中元VS陸王強平も面白いです。陸王強平は陸王郷士の実の弟で、元自衛隊。かつて隊員時代、いざこざのあった因縁の対決でもあります。元の勝利で終わったものの。強平の強さや今に至る郷士との過去もとても魅力だと思います。
ここまでの登場人物
元紀伊浪
一番:八坂勝男
二番:村上辰
三番:日野銀次
四番:畑中元
五番:安藤秀政
六番:真木聖
七番:矢沢正治
平成の五大老
紀伊:八坂勝男
水戸:村雨アキラ
土佐:真田虎雄
?
割と登場してしまいましたね。。残りは五大老の一人と竜崎が何者かってとこでしょうか。ここまでやっぱり思うのは一人一人のキャラの濃さです。とにかく登場する全員に個性があって惹き付けられるので、正直すべて書ききれません。
まとめ
とにかく先が気になる漫画『元ヤン』ですが、土佐で真田虎雄と出会うことが出来た正次はどうするのか?五大老を狙う何者かから虎雄を守れるのか?元紀伊浪の銀次が陸王殺しの犯人なのか?勝男は事故では無く、何者かに殺されたのか?気になることが多すぎてこの先の楽しみで仕方ありません。今回はここまで。