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映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』評価・レビュー【ネタバレ注意!】

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今回は、本日より公開の映画ゴジラ キング・オブ・モンスターズを早速視聴してきたので、あらすじやキャスト、登場怪獣の解説など含めてご紹介したいと思います!

本記事は内容バレバレのネタバレ感想を含みますので、未視聴の方は気をつけてご覧下さい。

 

監督・登場人物(キャスト)

監督

マイケル・ドハティ

 

登場人物

マーク・ラッセル(カイル・チャンドラー)

エマ・ラッセル(ヴェラ・ファーミガ)

マディソン・ラッセル(ミリー・ボビー・ブラウン)

芹沢猪四郎博士(渡辺謙)

アイリーン・チェン博士(チャン・ツィイー)

 

あらすじ(見てない人でも大丈夫)

映画『GODZILLA ゴジラ』(2014年公開)から5年後の世界が舞台。

ゴジラは5年間姿を現していなかったが、特殊機関・モナークは世界各国で巨大生物を次々と発見し監視していた。

その中の1体、最強の怪獣モンスター・ゼロと言われるキングギドラが目を覚まし、それに引き寄せられるが如くゴジラが5年間の沈黙を破り姿を現す。

宿敵と言われる2体の他にラドン・モスラも各地で目覚め、地球を舞台に最強の座を掛けた四大怪獣たちのバトルロワイヤルが始まる。

それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようとする特務機関・モナーク(人間サイド)の活躍も描かれる。

主要登場怪獣

ゴジラ

体長:119.8m(尻尾:177.4m)

地球上の生態系の頂点に君臨する古生物。背中から尾の先まで背びれが連なっており、この背びれを青白く発光させ、口から放射熱線を吐く。言わずも知れた最強モンスター。本作ではキングギドラと対峙する際の体当たりが見どころです。

 

キングギドラ(ギドラ)

体長:158.8m

龍を彷彿とさせる3つの首と巨大な翼、2本の尻尾を持つゴジラの宿敵。その規格外の大きさ、パワー、本作ではゴジラの巨体をも軽々しく宙高く持ち上げる。そしてそれぞれ異なった性格を持つ3つ首で獲物を取り合うなど、凶暴な性格も描かれている。電気を体内に吸収して口から放つ破壊光線、引きちぎられた首を再生させる生命力など、まさにゴジラの宿敵と呼ぶに相応しい最凶、最悪のモンスター。

ラドン

体長:46.9m(翼長:265.5m)

火山から蘇りし翼竜を彷彿とさせる怪獣。火山からの登場シーンとアクロバティックな飛行により、次々と戦闘機を破壊していく様は圧巻。飛行による衝撃波によって飛行線上に存在するものに壊滅的な被害を及ぼす。本作では一番、人間に直接的な被害を与えていたように感じる。

 

モスラ

体長:15.8m(翼長:244.8m)

蛾や蝶を思わせる昆虫系の怪獣。この姿は成虫であり、登場した時の幼虫がサナギとなり、孵化した姿。光を放ちながら翼を広げる姿が幻想的であり、女王(クイーン)と呼ぶに相応しい。戦闘力自体はさほど高くないが、ゴジラにパワーを分け与えるなど、特殊な能力を持つ。

 

ネタバレあらすじ(見てない人は注意!)

 

※↓はネタバレを含むあらすじなので、詳細を知りたくない方は読み飛ばして下さい。

 

 

物語は5年前のボストンでの事件により、息子を亡くした家族の視点から始まる。

母のエマ・ラッセルは息子を亡くしてから特殊期間モナークで巨大生物の研究に没頭し、遂に巨大生物の生態周波数?的なものを発信させるオルカという装置を完成させる。中国にてモスラ(卵の状態)にオルカを使い幼虫を目覚めさせることに成功するがその場で謎の組織に娘のマディソン・ラッセルと共に拉致されてしまう。

時を同じくしてゴジラの監視にあたるモナークの芹沢博士は、離れて生活していた父のマーク・ラッセルに元妻、娘が拉致された事実を伝え、拉致の目的がオルカであり、オルカ奪還の協力を要請する。

オルカの周波数を頼りに南極にいること突き止め、芹沢博士一同は南極へ向かうが、そこにはモンスター・ゼロと呼ばれる最凶のモンスター、ギドラが眠っていた。

マークは隙を見て、マディソンとエマの救出を図ろうとするが、後一歩のところでエマがオルカを起動させギドラを目覚めさせてしまう。

そこへ呼び寄せられるようにゴジラが現れ、ゴジラVSキングギドラの第1ラウンドが開始する。必殺の放射熱線も余裕でかわされ、最凶キングギドラを前にゴジラは苦戦をしいられるが、キングギドラはその場から飛び去ってしまい事なきを得る。

芹沢、マークたちモナーク一行は、エマ、マディソンの救出に失敗するが、ギドラを目覚めさせたエマの行動に疑問を抱くが、地球再生の為に世界中で眠る怪獣たちを目覚めさせることがエマの本当の目的と知り、次の目的地が南米のモナ島であることを突き止める。

一行はモナ島に向かうが、エマはオルカによってモナークの施設に隔離させていたラドンを目覚めさせてしまう。火山より目覚めたラドンの驚異は図りしれず、モナーク一行はラドンを止めるには、キングギドラにぶつけるしかないと考え、ラドンを引きつけてキングギドラまで誘導する作戦を実行する。

作戦は成功しラドンとキングギドラの対決が始まる。凶悪なラドンをもってしても、やはりキングギドラには歯が立たず海面に叩きつけられてしまうが、そこへ再びゴジラが姿を現す。

ここでゴジラVSキングギドラの第二ラウンドが開始。初戦は劣勢であったゴジラだが今回は海の上が戦場となったこともあり、ギドラを海に引きずり込みながら戦うことでやや優勢に。

一方、人類は怪獣たちを抹殺すべく半径3km以内の生物を抹殺出来る兵器オキシジェン・デストロイヤーに使用を決める。

ゴジラはキングギドラの首1本を食いちぎり、優勢に戦いを進めていたが、海中の2匹に向けてオキシジェン・デストロイヤーが放たれる。するとキングギドラだけが海面から姿を表し、ゴジラの生命反応は消滅してしまう。キングギドラにオキシジェン・デストロイヤーは無効であった。

すると1匹ずつ目覚めさせるはずだった巨大生物たちが次々と目を覚まし。世界は混乱を迎える。キングギドラは食いちぎられた首も再生させ、地上の王として君臨することに。

エマの目的は地球の再生であったが、キングギドラをボスとして暴れまわる怪獣たちを目にし、計画とは違った方向に進んでいることに疑問を抱く。オキシジェンデストロイヤーも効かず、首をも再生させ、自然の摂理を無視した生命体のキングギドラは宇宙の生物であり、このままでは地球を救うどころか壊滅させてしまうと気づく。

人類もキングギドラを唯一倒せる存在であるゴジラを葬ってしまったことに気づき、元凶であるキングギドラへの一斉攻撃を計画する。

一方、ゴジラが海中へ姿を消しさった場所に成虫と化したモスラが現れ、ゴジラは生きていることを芹沢博士一行へ気づかせる。

ゴジラの生命反応は確認できたが、反応は非常に弱く、復活させるためには間近で核爆発を起こす必要があると判断。しかし核爆弾はリモート操作が出来ず手動で爆発させる必要があった。

芹沢博士は自分がやると言ってゴジラの海底で眠るゴジラの元へ行き、核爆発をさせゴジラを復活させることに成功する。

ボストンにいるマディソンはエマの行動に不信感を覚え、オルカを盗み出して起動させてしまう。そこへ引き付けられたキングギドラの元へ復活したゴジラが現れ、ついにゴジラVSキングギドラの最終決戦が開始する。

芹沢博士に活を入れられたゴジラは爆発の影響で放射線量が膨大になっており、放射熱線によって優位に立つが、ラドンを配下に従えたキングギドラを前に、やはり苦戦を強いられる。そこへモスラも現れ戦いはゴジラVSキングギドラ、モスラVSラドンという形へ。

マークは娘のマディソンを救うべく、戦場と化したボストンで同じく娘を探すエマと合流。怪獣たちが戦っている中、何とかマディソンを見つけ、放射線量が膨大化したゴジラの大爆発を前に脱出を試みるが、キングギドラの気をそらすため、エマは単身犠牲となってしまう。

いよいよ戦局は終盤を迎え、モスラは瀕死となりながらもラドンを撃退する。ゴジラは膨大な放射線量を持ってしてもキングギドラを前にピンチに陥る。そこへ瀕死のモスラが捨て身の特攻をするが、キングギドラに倒されてしまう。

モスラはエネルギーをゴジラへ分け与えるとゴジラの体内が赤色に光を放ち、圧倒的な力でキングギドラを跡形もなく粉砕した。

すると各地で目覚めた巨大生物達がゴジラの元に現れ、王へと覚醒したゴジラにひれ伏し雄叫びを上げてエンドロールへ。

エンドロールが終わると、エマと行動を共にしていた組織が海中から引き上げたキングギドラの首(ゴジラに食いちぎられた)を買い取るオマケのシーンが流れた。

ネタバレ見どころ・感想(見てない人は注意!)

まず、あらすじを書いていても思ったのがストーリーとしてはイマイチ感がありました。まあ四大怪獣を対決させる内容でしっくりくるストーリーも難しいとは思いますが、もうちょっと頑張れたような気がしなくもない。。

ですが最新のCGを駆使した怪獣たちのバトルは必見!ストーリーそっちのけでもバトルのシーンだけでも見どころは十分だと思います。その他にもゴジラ好きにはたまらない要素が沢山盛り込まれているので個人的には楽しめました。(ゴジラ見てない人はピンとこないかも)

個人的に好きなシーンは沢山あったのでそれぞれの怪獣別でご紹介。

ラドン

まずはラドンの登場シーン。火山から目覚める姿がカッコイイ!こいつはキングギドラにやられて子分になっちゃうダメなやつなんですが、それまでが輝いていました。まずは低空飛行による衝撃波シーン。人間目線からしたらこれほどの恐怖はありません。キングギドラまで誘導するシーンでも回転飛行で戦闘機を次々と破壊していて、その時はあれコイツ一番ヤバイやつなんじゃね?って思ってしまいました。最後にはギドラを倒したゴジラにひれ伏す、なんとも憎めないヤツです。

モスラ

ハリウッド版でもゴジラの味方のいいやつでした。成虫のフォルムが今までと若干変わっていてリアル蛾という印象がありましたが、ラドンを倒すときに針みたいなので突き刺すシーンがかっこよかったですね。あとはなんといっても登場するときのあの音楽!昔から見ていた人は感動すること間違いなしです。自分も心の中でモスラ~やモスラ~って歌ってました。やってくれたなハリウッド!の一言です。

キングギドラ

こいつもかなりヤバイ感が上手く表現されてたように思います。衝撃的だったの首を再生させるシーン。こりゃ致命傷だろと思ったらあっさり再生させます。ただこの食いちぎられた首にも続編に繋がるような布石を思わせるシーンがあり、いろいろとワクワクさせてもらえた存在。発電所のようなものに噛み付いて電力を吸収し、破壊光線をパワーアップさせるシーンや、あのゴジラの巨体をも軽々しく宙に持ち上げて飛び上がるシーンは見ていて圧巻の一言です。

ゴジラ

やはり王といったらコイツ。本作では人間にとって憎めない存在を現すシーンが多くあり、特に芹沢博士が死ぬ直前で「さらば友よ」と言うシーンはよかったと思います。個人的に一番はボストンでの最終決戦の登場シーンでお馴染みのあのテーマ曲!ゴジラ好きの自分としては興奮して鳥肌ものでした!毎回、キングギドラと対峙するときの体当たりも迫力満点でしたし、最後にキングギドラを倒す時のあの爆発力は、やっぱりゴジラは最強だと思わせてくれました。

まとめ

内容よりもリアルな怪獣のガチバトルを最新のCGで楽しみたいって人、昔からゴジラを見ていた人にとっては間違いなくオススメの作品です。見終わっても興奮が冷めません。

作品中に巨大生物と人間の共存みたいなことが描かれていましたが、この作品自体はまさにハリウッド映画と日本ゴジラの共存を思わせるかのような作品になっていると感じました。

自分はハリウッド映画も好きですし、昔から日本のゴジラ映画(特に平成のvsシリーズ)を見ていたので、良いところが融合した新しい形の映画を見れた気がします。

続編を思わせるシーンもあったので今から楽しみですね!

 

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