TKTENフィールド

TKTEN-FIELD

映画を中心に動画などを趣味の範囲でまったり書く雑記ブログ

元ヤンの人、元ヤンに憧れる人におすすめの漫画【元ヤン】1~5巻 評価・レビュー(ネタバレあり)

今回は自分が面白いと思った元ヤンの人、元ヤンに憧れる人におすすめの漫画をご紹介しようと思います。

 

自分は普段そんなに漫画を読む機会が多いわけでは無いですが、たまに読む機会があると、どうしてもヤンキー物の漫画を読んでしまう傾向があるようで(無意識に)その中でもヤンキーではなく、元ヤンという設定のその名も【元ヤン】「週刊ヤングジャンプ」(集英社を紹介しようと思います。

 

ヤンキー物も好きですが、35歳になるオッサンからすると元ヤンのほうが共感できますし、というかそもそもいい歳して現ヤンキーに共感を持ってしまうと社会人として問題ありそうなので。

ただ主人公は23歳という設定です。23歳でも元ヤンなんですね。。

 

作者は山本隆一郎という方。この人の作品は好きでGOLDサムライソルジャーも読んでいます。いずれの作品もヤンキー物で推測ですが、この人自身、元ヤンではないかと思います。

とにかくヤンキーの人で共感しない人はいないんじゃないかってくらい話がリアルです。この人が元ヤンじゃないとしたら、きっと身近に物凄いヤンキーの方がいたんだと思います。そうでもないとしたらハッキリ言って天才ですね。

 

話の膨らませ方も上手く、この後どういう展開に持ってくのよ?といつもワクワクさせてくれるようなストーリーに仕上がってます。

 

あと登場人物一人一人の個性が強くてとても魅力的ですね。

 

自分が好きなのは元ヤンでいうと紀伊真紀聖です。

 

自分が憧れる不良っていうのは一言でいうと頭がキレる不良です。主人公の矢沢正次のような熱い元ヤンも嫌いじゃないですが、やっぱりクールな元ヤンに憧れますね。この真紀聖は自分が憧れるクールな元ヤンにピッタリあてはまるキャラです。今のところ5巻まで読んでますがこれからの聖の活躍に期待してしまいます。

 

あらすじ[編集]

かつて地元の街・ワカヤマの“紀伊”を席巻した伝説の不良集団・『紀伊浪(きいろ)』。その一員として輝かしい時間を過ごしていた矢沢正次は、5年後の現在、自動車教習所の教員として働く立派な“元ヤン”となり、平凡ながらも安定した日々を過ごしていた。

そんな正次の元に突如として届いたのは、袂を分かっていた元『紀伊浪』リーダー・八坂勝男が不慮の事故死を遂げたという報せ。そして、地元・紀伊が隣国の“伊勢”に攻め込まれ、その軍門に降ろうとしているという噂だった。葛藤の末に、愛する地元を守るべく再び不良として立ち上がることを決意した正次。

そして、かつての不良仲間との邂逅、伊勢との抗争を経て正次は、勝男がキョートの“山城”にて『平成の五大老』となりヤクザとの抗争の果てに5年間刑務所に服役していたこと、さらには、その出所に端を発して日本列島に“不良戦国時代”が到来しているという事実を知る。

志半ばにして夭逝した勝男の想いを果たすため、正次は『紀伊浪』の再結成を掲げ、「不良界の天下統一」に向かって名乗りを上げる。

出典元:元ヤン - Wikipedia

 

とまあこんな感じで話が進んでいきます。過去に名を馳せた不良たちが順番に登場してくるという展開は、いささかサムライソルジャーとも被る気もしますがこの作者の魅せ方のひとつなんでしょう。登場するキャラすべて個性があって面白いので違和感なく楽しんで読めてしまいます。

 

それにしても伝説の不良集団紀伊浪』(きいろ)ってネーミングは猛者が揃ってなければ真っ先に潰されそうな名前ですよね。。

 

その紀伊の一員だった主人公 正次は教習所の教員として平凡に暮らしているが昔と比べると何処かに現状の物足りなさを感じていました。

 

そんな中、紀伊の元リーダー勝男が事故で死んだという知らせを受ける。

 

このリーダー八坂勝男の謎を解きながら話が進んで行くといった内容です。

 

絶頂期の紀伊を解散して単身東京に行ってしまった勝男正次は不信感を抱いていましたが、実は東京に行った理由があって5年間の服役を終え紀伊に帰ってきてすぐに事故って死んでしまうという展開です。

 

正治勝男が死ぬ直前に書き残した紀伊浪復活!の文字をみて感極まり、勝男の思いを果すため、自分が元紀伊浪のメンバーであり、紀伊を再結成することを宣言してしまう。

 

ここから話が始まり紀伊、復活に向けて元紀伊浪メンバーが次々と登場し、それと同時に平成の五大老と言われた猛者どもも登場し、話が絡みあっていくという感じです。

 

ちなみに勝男紀伊浪のリーダーでもあり、平成の五大老の一人でもありました。単行本7巻までで登場してくる人物は

 

 

紀伊浪メンバー

八坂勝男、矢沢正治、村上辰、真木聖、安藤秀政、畑中元、

 

平成の五大老

八坂勝男、村雨アキラ、陸王郷士

 

 

紀伊浪で後一人、五大老で後二人、どんなキャラが登場するのか楽しみです。

 

またこの漫画を面白いと思ったもう一つの理由が平成の五大老の一人、村雨アキラは地元が茨城の水戸という設定。この村雨アキラと対決する為、紀伊のメンバーで水戸に乗り込むという話だった単行本4、5巻が特に楽しめました。

 

自分は地元が茨城ということもあり、もちろん水戸も馴染みの深い土地であるからです。

 

元ヤンでは村雨アキラ率いる坊主の不良軍団という設定でしたが村雨アキラと五分の強さで幼馴染の元水戸の頭、本郷厚志もかっこいい。クールな村雨熱い本郷が支配する水戸も楽しめました。

 

ただ自分が知る限り、水戸にこんなカッコいい不良たちはまず存在しませんね。。

 

と、こんな感じで先が気になる漫画『元ヤン』のご紹介でした。