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漫画【僕たちがやりました】のあらすじ・ネタバレ! 主演:窪田正孝でドラマ化!

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出典:僕たちがやりました(ドラマ)原作あらすじと感想!キャストや最終回結末予想!

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 出典:ドラマ【僕たちがやりました】のキャストとあらすじ! 窪田正孝が逃げ回る生き地獄とは? | 【dorama9】

 

 

今回は先日からドラマ放送も始まった「僕やり」こと【僕たちがやりました】の原作の漫画を読んだ感想とドラマ一話目を終えた感想、漫画とドラマの比較などを書いていこうと思います!

 

僕たちがやりました』(ぼくたちがやりました)は、原作:金城宗幸、漫画:荒木光による日本漫画である。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2015年19号から2017年8号まで連載された。2017年7月18日にフジテレビ系で#テレビドラマ化された。僕たちがやりました - Wikipedia

 

 

 

ザックリあらすじ

「そこそこの人生」を求める平凡な高校生の主人公:トビオ

外見からしてTHEいじめられっ子だが実は結構腹黒いキノコヘアーが特徴のマル。

冒頭から罰ゲームでメンディヘアーにさせられる女が大好きなチャラ男の伊佐美

トビオらが通う高校のOBで物凄い金持ちだがトビオら以外に友達がいないパイセン。

この4人で連んで何気ない高校生活を送っていた。

ある日、近隣にある不良の巣窟の矢波高生にマルが絡まれてボコボコにされてしまう。これにキレたトビオの「あいつら殺そう」の一言から復讐を計画。金持ちのパイセンが大金を使って小型爆弾を用意する。それを矢波高に仕掛けて爆破するという作戦。だが爆弾とはいえ、一個でガラスが割れる程度の破壊力のはずだった。翌日の昼休み、凡下高(トビオらの高校)の屋上に4人で集まり、起爆装置を使って仕掛けた爆弾を次々と爆破していくガラスが割れ、パニックになる矢波高の不良たちを見て面白がる4人。調子に乗って爆破を続けていると仕掛けた爆弾の一つがプロパンガスに引火し、大爆発を起こしてしまう。結果、多数の死者が出る大惨事に。「そこそこの人生」を求めるトビオたちがごく普通の高校生から凶悪犯になってしまい、死にもの狂いの逃走劇が始まる・・・。

 

感想

そこそこの人生を送れればいいと思っている何気ない高校生活を送っていたトビオ達が遊び感覚でやった復讐からとんでもない大事件を起こした凶悪犯になってしまい、逃亡生活を送りながらも罪の意識に苛まれるというトビオ達の心の葛藤を見事に表現した作品。まず何気なく1巻を読んで見たんですが、初めはギャグ漫画と思いきや大事件をキッカケにそれぞれの想いを描く描写が結構シリアスに描かれていて、いい意味で期待を裏切られてなかなか面白いと思いました。どこにでもいる高校生が多くの人を殺してしまうと、確かにこうなってしまうのかも・・・と思いながら読め進めることができます。

事件を起こしてしまった4人のその後が気になって気が付くと9巻(全巻)を読破していました。登場人物もそれぞれ個性的に描かれていて一人一人しっかりとしたキャラクターに仕上がっていて見ていて飽きさせません。

個人的に気に入ったキャラクターが2人います。一人はパイセンです。常に大金を持っているニートのパイセンが実は裏社会のボスの隠し子だったという設定も面白いなと思いました。このキャラクター無しではこの作品はここまで面白く仕上げることは出来なかったように思えます。もう一人はキノコことマルです。彼の中々のクズっぷりがきに入りましたね。一見するといいやつの位置にいそうな外見ですが見事な腹黒さを表現してくれました。いざ逃亡しようって時にトビオを裏切り、300万円の大金を持って逃げてしまうところ、自分の分と合わせて600万円を風俗にすべて使ってしまうというクズっぷり。人を殺しておきながら平気で自分だけ快楽に浸かってしまうあたりが4人の中で一番、極悪だなと思いました。少なくとも他の3人は罪悪感に悩まされていましたからね。このキャラクターも本作品を楽しませてくれた一人だと思います。

遊び感覚の復讐からこんなことあり得ないと思いつつも、可能性は0では無いよなーと考えさせられつつ、それぞれのキャラクターがいい味を出していて久しぶりに楽しめた漫画でした。