素早いゾンビの脅威!映画【ワールド・ウォーZ】の見どころと感想
あらすじ
元国連捜査官のジェリー(ブラッド・ピット)と家族の乗った車が、渋滞にはまっていた。すると、前方で爆発音が聞こえ、トレーラーが無数の車をはじき飛ばしてクラッシュし、パニック状態の群衆が通りになだれ込んでくる。そのただならぬ状態から家族を守ろうと、妻子を連れて逃げるジェリー。やがて、彼は人間を凶暴化させる未知のウイルスが猛スピードかつ世界的規模で感染拡大しているのを知る。そんな中、元国連職員の技能と知識を買われたジェリーは、各国を回ってウイルスの感染原因を突き止めるよう依頼される。
見どころ・感想
何と言っても素早いゾンビですね。
ゾンビと言えば、ゆっくりとじわじわ襲って来て段々数が増えてくるというイメージを持ちますが、その常識を覆す作品。
本編ではZ(ゼット)と呼ばれるこいつらがとにかく俊敏です。
かつ大量で襲って来るので、鈍いゾンビなら気づかれたとしても隙をついて逃げられる可能性がありそうですが、Zはそうは行きません。
存在に気付かれた時点で素早く大量で襲ってくるので、基本バレたらアウトです。
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故にゾンビに見つかりそうな時のハラハラ感は他のゾンビ映画を見事に凌駕しています。
他ゾンビ映画も多く視聴している自分にとっては中々、新鮮に感じられたので、今までのゾンビ映画にマンネリしてきている人には特にオススメ出来る作品だと思います。
ゾンビ映画にありがちな、そこはセーフなのに、そこはアウトなの?とか思わず「ん?」って思ってしまう、ツッコミたくなる微妙な設定。この作品はそれがありません。
例えば
・感染まで約10秒間かかる
・血液が体内に入ってもセーフ
・噛まれると基本アウト。ただし噛まれた部分を即座に切断すれば感染を防げる
ゾンビ映画ではありきたりの設定でかもしれませんが、観ている人を納得させる表現が作品中にさりげなく盛り込んであって「いや、それはありえないでしょ?」と思わせない上手な作り方といった感じを受けました。
また、病気や致命傷を負っている者は、まるで存在しないかのようにスルーするという設定も早い段階でフラグを立てておいて、しっかりとオチに持ってくるところもよかったし、斬新で面白いと思いました。
是非、続編も作ってほしい作品です。ゾンビ映画はB級映画や、観なきゃよかったと思うような外れ作品も多いですが、個人的には当たりのゾンビ映画だと思いました。
ゾンビ好きには是非、視聴をおススメしたい1本です。
(2019/07/26追記)
2019年夏から主演:ブラットピット、監督:デビット・フィンチャーの黄金コンビにて続編の撮影が開始される予定でしたが、パラマウント・ピクチャーズより、製作費、監督のスケジュールの問題により中止を決定。楽しみにしていた作品だけに残念。また計画が上がることを期待したいです。
「#ワールド・ウォーZ 」続編の製作中止か……#デビッド・フィンチャー 監督× #ブラッド・ピット 主演で計画されていた本作、米パラマウント・ピクチャーズが凍結を決めたようです🧟製作費や監督のスケジュールの問題などが中止の理由とみられています。6年近く待ってたのに…😭 https://t.co/bUW5Pnu7Du
— OSOREZONE 👻 by 映画.comホラー映画部 (@OSOREZONE) February 7, 2019