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映画を中心に動画などを趣味の範囲でまったり書く雑記ブログ

東日本大震災の被災者がオススメする震災時にあると便利なものリスト

東日本大震災から早くも6年が経ち、

徐々にあの日のことを忘れつつある人も

増えつつあると思いますが、

今後、首都直下型地震がくるとの予想もあるとのこと。

 

備えあれば患いなしということで忘備録として

震災後の数日間あってよかったなと思うものを

ご紹介しようと思います。

 

今回は震災後の数日間であってよかったなと

思ったものを書こうと思います。

 

尚、小さい赤ちゃんがいる方、ご老人の方、

あればいいと思うものは人それぞれ状況によって変わると思いますが

今回は茨城に住んでいて、独り身の男性編ということで参考になればと思います。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 

もう人類これ無しでは生きていけないと言わる程の必需品です。

 

自分が住んでいた地域では震災後、

約2週間ほど水が出ないといった状況になりました。

 

飲み水は絶対ですが、それ以外にも調理、洗濯、風呂、トイレ

すべてストップです。もちろん歯も磨けなければ顔も洗えません。

 

たまたま浴槽に張っていた水が残っていたため、トイレを流すことは出来ましたが

それでも最小限に抑えながらやってました。

 

飲み水は近くの小学校などで配給を行っていましたが、

それも震災から2、3日経った後。

 

その後は配給を受けつつなんとか凌いでましたが、

これがまた長蛇の列となっており、空のポリタンクを両手に持ち

1時間待ちなどザラにあるといった状況でした。

 

なかなか常に水を蓄えておくことは難しいと思いますが、

もし環境に恵まれているのでであれば

間違いなく蓄えておくことをオススメします。

 

現在は1歳になる子供がいますが、

これがあの当時だと思うでけでもゾッとしてしまいます。

 

現在はウォーターサーバーを使用していますが、

これもお勧めです。

 

常時、2、3本のボトルをストックするようにして

使用していますが、

 

1本12リットルあるので当時で2、3本あったら

当分の水は凌げていたと思います。

(電気が無いためお湯は使えませんが。。)

 

電気

これまた水の次くらいに必需品。

 

幸い電気は3、4日程で復旧しましたが、

それまでは、夜明かりがない。テレビも見れないので情報がない。

暖房器具が使えない、冷蔵庫もストップなので生物はすべてOUT

など、人が如何に電気にすがって生きているかを

思い知らされた3日間でした。

 

これも蓄えておくことは難しいですが、

欲を言えば小型のポータブル電源や

少なくとも乾電池を何本かは蓄えておくことをオススメします。

 

現金

普段あまり現金を持ち歩かなく

カードなどで支払いを済ませている人は要注意です。

 

銀行やコンビニすべての金融機関が一時的にストップしますので

ようやく営業しているコンビニやスーパー、ガソリンスタンドなど

見つけることが出来ても、現金を持っていないと肝心の支払いが出来ません。

 

最近ではカードなどで支払いを済ます人も多くなり

世の中どんどん便利になるなぁなんて思っていましたが、

 

このときばかりは状況は一変します。

普段の常識が通用しないアナログ世界になりますので

ほしい物は現金でのみ購入可という状況がしばらく続きました。

 

少なくとも多少の現金は手元に持っておくことを

オススメします。

 

非常食

説明不要ですね。食べ物です。

人間食べないと生きていけません。

 

自分に限ったことかもしれませんが、

これに関しては割と困りませんでした。

 

当時、実家に家族3人で暮らしていた為、

食べ物が全くないということが無かったということもありますが

(当然、冷蔵庫の中の物は食べられませんが。。)

 

量は多くは無いとはいえ、

食料は食べることに不自由はしない程度は調達できました。

 

これも水と一緒に配給を行っていましたし、

コンビニやスーパーなど割と早い段階で営業を始めている所が

多かったからです。

 

とはいえ、一人暮らしの方など普段から家に

まったく食料品がないという方は多少の缶詰やカップ麺など

蓄えておいたほうがいいかもしれません。

 

石油ストーブ

これは本当にあって助かりました。

 

震災のあった3月はまだまだ冷え込む時期ですので

暖房器具は欠かせませんが、

電気がストップしている為、エアコンは勿論、

石油ファンヒーターまで使えないといった状況で活躍したのが

この電気要らずの石油ストーブです。

 

幸い灯油が20Lポリタンク2本分ほどあったので

電気復旧まではフル稼働してました。

 

暖房としては勿論。これのいい所は

夜、真っ暗な部屋で明かりとしても活躍してくれますし

上に水を入れたヤカンを置くことでお湯が沸かせるということです。

 

カップ麺を食べる時や

風呂に入って無い体をお湯につけたタオルで

拭けるなど、だいぶ重宝しました。

 

最近では使用している方も少ないかと思いますが、

家には当時、石油ストーブが2台あったので

これのお陰でガスが出なくて困ると思うことは

ほとんどありませんでした。

 

普段ファンヒーターを使用している方はある程度、

灯油もストックしていると思うので

家庭に1台は石油ストーブを持っておくことをお勧めします。

 

SNS

これに関しては、ケータイの充電ありきの話ですが、

震災直後に関しては情報収集に非常に役に立ちました。

 

震災直後はまず電話回線が繋がりません。

家族ともろくに連絡が取れない状況でした。

 

唯一、繋がったのがツイッターフェイスブックなどの

SNSです。

 

どこどこの橋が通行止めで通れないらしい。とか

営業を始めるスーパーやコンビニ、ガソリンスタンドなどの

情報が飛びかっていて、ラジオ以上に現地の状況を把握するのに

役に立ったと思います。一部ガセネタもありましたが。。。

 

何よりSNSで励ましあったりとか出来たのが大きいかと。

 

人って不思議なもんでこんな時こそ協力して頑張ろうって

気持ちになってる人が多かった気がします。

 

やっぱり皆頑張ってるんだ。自分も頑張ろうって思って

モチベーションを維持出来てた人も少なくないと思いました。

 

自分の周りでは震災をきっかけにSNSを始めた人も結構いましたね。

 

ガソリン携行缶

これは普段から車で行動している方に限られるかも知れません。

 

震災から数日経ったあとですが、

どこへ行こうにもガソリンが無いと始まりません。

 

自分も震災後、初めて給油したガソリンは自宅のほぼ目の前に

あるスタンドでしたが、長蛇の列により待ち時間は約4時間ほどで

ようやく給油できると思ったらお一人様10リッターまで

と言われるほどでした。

 

とにかくガソリンの普及が間に合っていないという状況。

 

最初のころはまだしも、徐々に復興して行き

働き始める方も増えてきたころです。

 

一家庭で車を二台所有しているかたなど

自分も両親共働きだったため、自分も併せて合計3台分のガソリンを

確保する必要がありました。

 

一人で数時間待ってようやく給油できる状況で

1台ずつ入れていたらそれだけで1日終了です。

 

たまたま携行缶があったため、一台にこれを積んで

給油してから家にある別の車に給油することができ

これまた重宝したので、1缶は持っていても損はないと思います。

 

あまり不謹慎なことはは言えませんが/p>

とにかくやることがありません。

 

ひたすら時間を潰す為に本を読んでました。

 

自分は仕事に復帰するまでは

調達係として買い物へ行ったり

ガソリンを給油しに行ったりと

役目を果たしていましたが、前述にもあるように

とにかく何処に行っても長蛇の列で

待ち時間との闘いでした。

 

そこで暇つぶしにスマホで貴重なバッテリーを

消費することは出来なっかたので、

とにかく本を持って待ち時間に読みあさってました。

 

恐らく人生で最も本を読んだ期間だと思います。

 

まとめ

書いているだけで当時の記憶が蘇って

あの時は大変だったなあとつくづく思いますね。

 

細かいことまで言えばまだまだありますが、

今回は記憶に残る大きなものを挙げてみました。

 

最初に言ったように被災者とはいえ

あくまでもその方の状況によって

環境は全く変わってくると思います。

 

自分の意見が何処まで参考になるかは

分かりませんが、これから地震に備えて防災グッズなどの

購入をお考えの方がいれば、

少しでも参考になって頂ければと思い、書き殴ってみました。

 

以上!